こんにちは コ粒です
ブログに寄ってくださり
どうもありがとうございます
【服飾】・【縫製】の豆知識を書いてます
2022秋
ワンピース!
デザインが好きなんだど…
店頭のワンピース
丈が短いくて…
ヾ(≧▽≦)ノ残念
と言った事ありませんかぁ
今回その様な悩み相談受けてリフォームやっちゃいました
デザインが好きで購入した【ワンピース】
歳月が経って(短く感じ)しまい込んでたけど…
もう一度着てみたい
裾を出そうにも、全然足りない
もう無理かなぁ~
このような願望や愛用していたワンピースをもう一度着用したいと思っている場合はご覧ください(#^.^#)
これから洋服リメイク・リフォームに取り組みたい方に向けて、実際に作業した内容から実践方法をまとめ発信しています
今回はワンピースの丈だし
【裾に下駄を履かせる作業】をご紹介解説させて頂きます。
今回登場する生地はこの
4パターン
縫製術でグレードアップ【ワンピース】
before–after
№一1
使用生地・【ゴールドサテン・ジョーゼット】
柔らかいワンピース素材~裾上げもフワッと感にしています
№2
使用生地・【黒サテン・オーガンジー】
パリッとしたワンピース素材~タテ地裁断
※サテン側の裾はドレープに邪魔しないように(裁ち切り)
№3
使用生地・【黒サテン・オーガンジー】
ウエストギャザー切り替えデザインを維持して
※サテン側の裾はドレープに邪魔しないよう(裁ち切り)
※オーガンジーはバイヤス裁ちで〔サテンを包み込む〕
洋服リフォームを受ける際の流れ
コ粒のリフォーム【チェックポイント】は
これです
✔劣化(生地の劣化)してないかな❔
(古めの傷んでいる服は目にしたところ以外の内側も同じ状態の可能性があります)安易にお預かりして、相手方をガッカリさせてしまわないようにです
✔要望イメージををお互い確認しあって納得済みで作業開始
✔極力イメージに近い服に仕上げられる判断が出来る時
※コ粒からも
(デザイン・素材・効率縫製・等絡めた提案をさせて頂きました)
✔洋裁のことわからない方でも洋服が好き・大事にされている方
(#^.^#) 私がいつも心掛けていること!
お渡しした際 相手方が笑顔になれるように~
こんな気持ちで服飾・縫製の製作に向き合って来ました
ワンピースの丈だし今回【要望・提案】
要望されたポイント
✔裾で【15センチ】の丈出し
✔洋服デザイン!シルエットをなるべく変えたくないな!
✔出来る限り上品に~
✔生地にサテンとオーガンジーを使ってみたい
✔ふんわり感の裾希望
✔ベージュ系のワンピースはゴールドサテン希望
提案ポイント
ワンピース〔Aライン系〕デザイン 2着【黒とベージュ】各一着
ウエストギャザー切り替えワンピース 1着
✔高級特殊生地扱いでの縫製になります
✔伸び縮み無しの生地のため用尺は思った以上に必要になります
✔薄ベージュ系ワンピース【裾ゴールドサテン使用】裾だけ奇抜感が強調
※(ワンピースの刺繡色に近い色で 同色ジョーゼットをサテンに抱かせて光の当たり具合で強調さて見てはどうかな~(*^_^*)
丈出しの実践手順(ざっくり解説)
生地をカットする前・パターンを置いて見る・裁断の流れは
こんな感じです~
❶3種類のワンピース裾から15㎝出したパターンはこんな感じ~
※黒【ウエストギャザー切り替え)ワンピースだけ
裏スカートからパターン製作
※ベージュワンピース
土台ゴールド(サテン)・(ベージュ)ジョーゼットの地の目方向は一緒です
【同じ裁ち方になります】
※黒ワンピース
土台黒色(サテン)地の目通り裁ちます
※ウエスト切り替えワンピース用【オーガンジーはバイヤス裁ち】
❷裾切り替えパーツとして作り本体ワンピースに
裾別布切り替えとして仕上げる〔イメージ〕です
「土台となるサテン生地に別布となるオーガンジーとジョーゼットをそれぞれ抱かせて15㎝で完成した裾をあらかじめ作っておきます」
★3着ワンピースの裾の仕上げ方
裁断済みの各パーツを仮止めします
※ベージュの方はゴールドサテンとジョーゼットを先に重ねて仮止めします
その後で脇と後ろ中心の縫い合わせ→割りアイロン→ヘム上げ
してパーツを完成させます
❸中表で配置
本体(ワンピース裾側)を下に!
完成させた裾切り替えパーツを上に置いて縫い合わせます
❹縫い合わせた箇所を縫い代始末
ロックミシンをかけて!
❺最後に縫い代押さえステッチをかけて完成です
※❻黒【ウエストギャザー切り替え)ワンピース
裏スカートからパターン製作
✔裏スカート裾にたたき付けます
丈出し実践の注意点とコツ
高級特殊デリケード素材取り扱い注意して
❶生地裁断時は引っかかりに注意する
❷先がつぶれたミシン針はキズの原因に!
{縫う前に取り替えておきましょう}
❸アイロンは低温で!あて布使用
{デリケート素材は熱に弱し}
❹アイロンスチームはオーガンジーは特に注意
(蒸気が触れると縮んでシワになり!風合いが崩れます)
今回の生地仕様の縫製のコツ
❶伸び縮み無しの生地には!バイヤス仕様で対応してみる
イメージ(Tシャツ襟ぐりをバイヤス始末で仕上げる)応用です
❷薄地縫製でミシンに食い込み防止アイテムはこれ(PPバンド)
(荷物・段ボール等を縛ってる幅広テープです)
縫製職人は通常アイテムとして使う確率が多いです
私自身も 〔当時の職場〕でもほぼ使ってました
荷物が届いたら捨てずに取っておきましょう~
❸針は薄地用(7・8・9)もしくはニット用
☝注意⁼家庭用と職業(工業用)があります
自分のミシン確認してね
❹押さえは(テフロン押さえ)
☝注意⁼家庭用と職業(工業用)があります
自分のミシン確認してね
ただし PPバンド 使用することで 普通押さえで縫えましたよ~
❺マグネット定規(一定の幅で縫うことが出来ます)
❻洋裁必須(目打ち)
※角出し・印付けの他
ミシンでの縫い合わせの時も生地を押さえたり!生地を送り込んだり
細かな所で活躍します
(百均で販売されていますよ)
❼コバ押さえ⁼一定の幅でキレイにステッチを入れることが出来ます
(各幅で販売されてます)
※こちらのアイテムは
これから本格的に服作りを考えてる方にはお勧めします
生地を使った服飾製品
今回扱った薄手で軽く透けている生地は
服飾では、このような製品で市場で登場しています
参考までに サクッと見て頂けたら嬉しいです
◎サテン ⁼ 光沢があって、表面はツルツル感
★2022ー23秋冬コレクションではサテン素材と所々に切り替えられた別素材で構成された作品が発表されてましたが
服以外でも…
洋服の他・身近に接している寝具として使われている事がわかりますね
(#^.^#)なんかリッチな夢見れそう♬~
◎ジョーゼット⁼ とろみ感・透け感ありの、めらかな手触り
(シフォン)
トップスでは
※ 現在は
洗濯機で洗える製品~清涼感アップしたトップス
秋冬物では裏起毛素材を取り入れ着膨れ無して゛着用可能
デリケート素材でもフォーマル~カジュアルと
幅広い分野で用いられる生地となります。
◎オーガンジー⁼ ハりと弾力性の他に軽くて透けている生地
ドレスを着用のベビーちゃん【可愛い~】
カチューシャ等のアクセサリーにもオーガンジーは活用されてます
★2022ー23秋冬コレクション(Y’s)では
✔シフォンやジョーゼットのスカート
✔バイアスのジャケット
✔系彫刻的な造形のコートと言った洋服他…
洋服を別の角度から感じられる個性あふれる作品で登場
(Yohji Yamamoto POUR HOMME)が7月13日(水)より全国の直営店舗及び公式で発売されています
そんな
コレクションやフアッションが気になる方はこちら
ファッション誌・装苑
洋服リフォームまとめ
洋服のデザインと生地の特徴を掛け合わせて仕上げるリフォーム
今回は
(ちょい取り扱い方注意な生地を使ってます)
3着それぞれのワンピース素材に合わせた
裾に下駄をはかせる【別布切り替え】テクニックで
グレードアップアップさせる方法を紹介しました
✿3パターン【丈出し】どうでしたかぁ(#^.^#)
洋裁
最初から作ってみたい服を製図・裁断・組立・完成\(^o^)/
の楽しさもありますが
リメイク・リメイクする事で
【お気に入り服!は】 ちょい ! チョイスなアイデアと
アパレル縫製方で キレイに・効率良く 仕上げられる
更にオンリーワンの服を誕生させることが可能になります
今回は、短い丈のワンピースを思いっきり【15㎝丈だし】別布切り替え使用でクレードアップさせた ワンピースの紹介をしました
今後も参考になるマメ知識・ソーイング術の紹介予定しています
服飾・洋裁【勉強始めた方・ご興味ある方・洋裁初心者さん】
のお役に立てれば嬉しいです
最後まで、お付き合い下さってどうもありがとうございました~