サクッと!解説【既製服の基礎】となった60年代のファッションスタイル

服飾・ソーイング

こんにちは コ粒です
ブログに寄ってくださり
どうもありがとうございます


【服飾】・【縫製】の豆知識を書いてます

前回はコレクションブランドについて紹介しました

1960年頃を境にアパレルファッションはプレタポルテへ
既製服産業が動き出し 
ファッションスタイルも変化していきました

そこで今回は!
現代のファッションスタイルの基礎!と言われている
60年代に流行した洋服についてまとめました

コ粒
コ粒

1960年以前のファッションは貴族・富裕層が中心でしたが
60年頃を境に消費者向けに、スタイルも新しい物を取り入れたファッションスタイルを提供する為、
既製服産業は発達し!徐々にアパレル企業も増えていきました

服飾、ファッションに興味ある場合は
是非参考にしていただける嬉しいです

60年代の流行ファッションスタイルと特徴

現代ファッションの基礎とも言われている【60年代のスタイル】は
個性を強調した派手な色使いのデザインからポップで華やかなファッションスタイルが登場して来ます。更にプレタポルテの言葉通り
高級感も備えた洋服が60年代ファッションの特徴の1つでもあります

ミニスカート&ワンピース

◆〔ミニマム・スカート〕の略
丈が短く、小さな分量のスカートの事を言います

◆〔ワンピース・ドレス〕の略
トップとボトムの部分がひと続きになった服を言います

【特徴①】
ミニスカート・ミニワンピース=膝上5センチ程度

注目の二人のデザイナー

マリー・クワント(イギリス)
1959年世界のミニスカート時代をスタート


アンドレ・クレージュ(フランス)
1965年のコレクションでミニスカートを発表しています。

ミニスカートの火付け役といえば!この2人

◆ツイッギー(現在:ツイッギー・ローソン)
英国人の(モデル・女優) イギリスのファッションモデル


1967年 =東レ[合成繊維メーカー]・トヨタ・森永製菓の3社合同の招待により18歳で来日しました
【3週間の日本滞在中には大阪・名古屋・東京でファッションショー】を開催

来日によって日本でもミニスカートが大ブームとなりました

◆ジーン・シュリンプトン
イギリスで活躍したモデル


1965年=オーストラリアの競馬レース「メルボルン・カップ」で行われる恒例ファッションショーに帽子・手袋・ストッキングを着用せず
ミニスカートで登場…論争が巻き起こります

反応を見たマリー・クアントは、すぐにミニスカートを手掛け始めることになります

ベルボトム

◆〔フレアードパンツの一種〕
日本ではラッパズボン・パンタロンと呼ばれていました

【特徴】
膝から裾にかけてベルのように広がったシルエットデザインで1960年代から1970年代にかけて流行したパンツです

1960年〜1970年代のヒッピーファッション人気が上昇し、サボサンダル・キューバンヒールのブーツなど高めの靴に合わせたスタイルが流行しました

シースルー

シースルー素材が使用され始めたのもこの年代から!です

◆イヴサンローランが発表した肌を大胆に透かせたイブニングドレスはファッション業界に衝撃をもたらしました

今では春夏の定番の素材として、フォーマル的シーンから日常的なカジュアルファッションまで幅広く取り入れられています

コ粒
コ粒

ただし挑戦したいけど「透け感のある服に抵抗が~」!感を持たれてる方

 

おすすめチャレンジ
①インナーと色を合わせることを意識してみて!
②同色系の濃淡で!(インナーは濃)
③濃・黒系インナーはシャキッと感を出したいときに!

④最初の一枚は透け感控えめな淡系ホワイト・ベージュをおすすめします

★シースルーは今年のトレンドになっています
冷房対策 日焼け対策としても活用できるアイテムともなります
春夏・季節のおしゃれを楽しみましょう~

まとめ&60年代テイストまねて作っちゃおぅ

1960年代のファッションスタイルに触れてみると!
発想源は国・民族・風土、また時代・有名人等から発信された独自の服装や様式からも生まれている事がわかります

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コ粒
コ粒

余談になっちゃうんですがね 1960年代はプレタポルテの基礎!となるファッションスタイル!

ズバリ的中か! のような
先日韓国ドラマを見ていてかなり衝撃的だった衣装【現代物】なんですけどね
主人公が着用してた魅力的な衣装に!やられました
ドラマ自体も奥深い内容に加えて 衣装も探りたくなるような作品です…もし興味がある方には衣装もかねて見て頂ければかなり満腹になる作品です

現在ドラマ 【サイコだけど大丈夫】 は Netflixt が独占放送しています

現在のスタイルにはこれらのさまざまな要素が混合されて、過去の特徴を感じさせるファッションスタイルで周期的に繰り返し浮かび上がっていることがわかりました

トップス・ ボトムス・ワンピース 基本の型から応用した作品が既製服として登場します


今回のような【60年代ファッション】~【気になるオシャレブランド】や【ネットで見かける服】まで!
基本の型をおさえることで!
テイストをまねて、作ることも可能になってきます

サクッと解説!縫製イメージ

ミニスカートを作るイメージしてみましょう~


1例=ミニスカート編後ろ中心ファスナー開(一枚仕立て)

表地「縫い代を付けた状態でカット」
・前スカート1枚
・後スカート2枚〔左右各1枚〕
・ウエストベルト1枚
付属品
・インベル※初心者は糊付き用意 〔ウエストベルトに使用します〕
・ファスナー
・かぎほっく
・伸び止め芯〔ファスナーが付く個所に貼り付けます〕

スカート作成手順
前工程〔アイロン・縫い代始末〕作業
① 左右後ろ中心ファスナー付け部分に伸び止め芯を貼る
② 前後裾出来上がり線をアイロンで3つ折りにしておく
③ 裁断してあるウエストベルトにインベルを貼り付け縫い代を折り込み
  インベルを包むようにアイロンでしっかり形を作っておきます
④ 左右前スカート脇…〔2箇所をロック始末〕
  左右後スカート脇と後ろ中心〔各左右2箇所をロック始末〕

※ロックミシンがない場合は、生地の質等によって始末の仕方を変えて
対応出来るの方法があります
初心者さんはガッカリしなくても大丈夫~

組み立て開始〔ミシン工程〕
① 左右後ろスカートの内側が表になるように合わせます


② 裾側から後ろ中心開き止まりまで縫い上げ!しっかりと返しミシンをします
「返しミシンが甘いと 後々ほつれの原因になるため」しっかりと返し縫!要注意
※縫い合わせた所を割りアイロン
(なれてきたらここのアイロンは省略して脇接ぎまで終わらせてから一気に出来ます)

コ粒
コ粒

普通ファスナーも丈夫でいいんですが…コツさえつかめば…
スカート・ワンピースには出来上がりも綺麗で縫製手順も楽に進められるので
コンシールファスナーの方をおすすめです

③後ろ中心スカートの開き部分にファスナーをつけます

④前スカート・後スカートを内側が表になるように合わせて両脇を縫い上げます
※この時あらかじめ裾を三つ折りでアイロンしているので ずれないように3つ折りのことろは一旦平らにしてから 裾から縫い合わせます

⑤縫い合わせた!後ろ中心・両脇を 割りアイロン
 裾の両脇・裾の後中心付近の3つ折りをアイロンで押さえておきます

⑥スカートの内側が表になっている状態にしてスカートの上に゛ベルトをおいて縫い代に沿って縫い合わせ
 ※ベルトの両端を中縫い始末


※この時ベルトの裏側がパカパカ開いている状態です!
 表からステッチを入れたときズレないように、しつけをします
 ついでに3つ折りした裾にもしつけしておきます
⑦ ベルトのところは表から落としミシンするなり!ベルトの方にコバで 押さえステッチするなりでOK 裾も一周押さえステッチでOK
 
⑧ 最後にウエストにホック付けて完成

どうでしたかぁ~
縫い合わせは
後ろ中心・両脇・ファスナー付け・ベルト付・裾に一周ステッチで

\(^o^)/で出来上がり

お気に入りの服地でお家時間を楽しんでみてはどうでしょうか~

コ粒
コ粒

今回は60年代のファッションスタイルにつてい紹介しました

ファッションは繰り返す!基本の型から様々発想によって浮上して来るファッションスタイルこれからも注目いていきたいですね

今後も参考になるマメ知識の紹介予定しています
服飾・洋裁【勉強始めた方・ご興味ある方・洋裁初心者さん】
のお役に立てれば嬉しいです


最後まで、お付き合い下さってどうもありがとうございました~


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