【トートバック作り】藍染体験~【一点物を仕上げた】手順

服飾・ソーイング

こんにちは コ粒です
ブログに寄ってくださり
どうもありがとうございます

【服飾】・【縫製】の豆知識を書いてます

2022年 夏のレトロ旅(青梅)
壺草苑にて藍染体験をしてきました

コ粒
コ粒

※藍染~(ジャパン・ブルー)

オリンピック【エンブレム発表】から以降は、この言葉を聞く機会が増えたと感じてます
そこで今回 日本の伝統・象徴色に触れてみたくて【半日の小旅行気分】で行ってきました



藍染体験!ジャパン・ブルーの流れ

コ粒が体験に選んだコースで

後日仕上げたトートバッグはこちらです。


持ち込みコース 【コツトン生地】布になります

★〈山折〉〈谷折〉を繰り返して割りばしを使って縦に挟んで、染めた柄

コ粒
コ粒

今回の体験工程では(指導の先生のアドバイス)から
「この縦線の幅はこれより狭くすることは難しいですよ」との事です

幅広のストライプ柄って感じになりました

完成した直後…正直どんな作品になるか❔状態(笑)

青梅 【壺草苑 藍染体験】一日2回開催しています
コースは3種類あり
※ おてがるコース ハンカチ バンダナ
※ じっくりコース 綿ストール Tシャツ
※ お持ち込みコース 天然繊維、綿や麻などの植物繊維

持ち込みコースは 
工房に予約時に染める素材を報告します。その際に
注意点等のアドバイスを受けます


ちなみに
持ち込み素材での体験料金は用尺ではありません!
【素材の重さです。○○グラム】
お手軽コースのハンカチ料金と差ほど変わらない感じで


持参した生地は【114センチ幅60センチ】購入で
2分の1カット使用

コ粒
コ粒

当初のイメージは
正方形でハンカチ
残りの残布も活用…となると!
ちょっとお得感がわいてきました

コ粒が参加したのは 13時からのコース

青梅駅から徒歩なら20分~30分位かな
行きは【壺草苑工房】まで5分~6分のタクシーで運んでもらいました

※タクシーの数が少ないかなっ?と思いますので
タクシーに運んでもらおう…と思う方は是非時間注意してくださいね

到着するとこんな感じで
藍染されたジャパン・ブルー作品がお出迎えです

これからこの色に向けて作業が始まると思うと(#^.^#)わくわくしてきます

正面はこんな感じで
気持ちも穏やかな気分になる入り口です

開始5分前ぐらいに受付済まし
藍染についての説明~体験作業終了トータル2時間位です

※藍液に浸し・取り出して空気に触れさせる作業を繰り返し
最後に何度か水洗いをして余分な藍を落とします
染め生地を絞りビニール袋にいれて持ち帰り
自宅で一晩水にさらし 翌日干した後、使用することができます

作業中感じた事
しゃがんだ姿勢で作業します
(腰がつらくなりますので!正座より片足立てての姿勢や
あぐら姿勢が楽です)
揉みこんだりする作業で飛び跳ねたりしました
(夏でしたので裸足サンダル!もちろん作業中も裸足でしたので
飛び散っても問題なしです)
工房ではエプロンとゴム手袋を貸してもらえるんですが
(汚れても良い服・動きやすい服装)が必須

藍染トートバック製作に前工程作業は超重要

材料
藍染生地   (タテ67㎝×ヨコ57㎝)
硬めの接着芯 (96㎝幅×35㎝)
ミシン糸   (染め生地同色)
ビニール   (20㎝位)※厚さ0.4mm{ミシン針9番}
ファスナー  (27㎝) ※ポーチ用
ナイロン生地 (25cm)※ポーチ裏側用
ホック釦リング(4セット)※代用品でもOK

藍染生地【一点物】
縦67㎝×横57㎝
用尺内で出来る作品製作(夏イメージ)

ポイント
✓この用尺内で製図展開
✓切り替えデザイン
✓別布を使用する事で夏っぽくなる様に
✓使い勝手の良いバックに!

染め生地と接着芯を【粗裁ち裁断】してアイロンでしっかり貼り付けます



型紙を置いてそれぞれ裁断していきます

裁断済みのパーツはこんな感じになります
👇

次の工程 
ここの作業が超重要な〔アイロン〕〔印・案内線付け〕作業なんですょ
※洋服製作(縫製)も同じです

前工程作業
※この工程がしっかり出来ているかで!【ミシン作業にかかる時間・作品の仕上がり】も、違ってきます

✓アイロンで厚紙を使い、〔持ち手・片玉縁・切り替え部分〕の形を整えます
✓案内線、合印必要なヶ所にはチャコペンで印付け
👇

ここまでが、ミシン作業に入る前にしておく【前工程作業】です


これから先はミシン作業とアイロン作業を効率良く回して
各パーツを組みてて仕上げていきます

応用とアイデアを取り入れた2つのバックの完成

今回のバックは!
前頭で記載した4っつのポイントを踏まえて製作しました

🍀ビニールで切り替えする事で用尺内の負担を減らす
  々  を使う事でクリアなイメージで夏らしく
🍀クリアトートバックの中にポーチを収めることで、
 外見上すっきり見えるように!

🍀ポーチは取り外し可能です。4っつのホック釦でしっかり
固定しています
※以前主婦友が買い物中お財布をすられた事が事があり
サクッと持ち歩くにしても!〔ファスナーと固定〕は必要と!


🍀ポーチもしっかりマチ付きです


🍀ポーチの片玉縁ポケットは各前後に配置
スマホを入れたり その他取り出したい小物が入れられます

※当初は片玉縁ポケットは無しでしたが最終的にギリギリで片玉縁ポケット
パーツが収まり取り入れました
ただし向う布が足りず黒色が見えています(いい感じの配色)です(笑)

今回の 服飾・縫製 の豆知識【服飾用語】

今回はコ粒が体験して持ち帰った
藍染生地でオンリーワンのトートバック製作を紹介しました

製作の過程で出て来た
【ちょっとした言葉の紹介】

藍染・壺草苑(青梅編)体験説明~


※ご指導して頂いた先生は素手で作業されてます。
その理由は
✓自然からとれる原料のみ使用し(化学薬品未使用)
✓天然藍が身体には全くの害なし 
✓染め仕上がった品物や生地は【殺・抗菌作用】【UVカット効果】など期待され使い終わった液は畑に肥料として活用 

コ粒
コ粒

印象的だった言葉が


「ここの藍染の染液は、 生きているんです…」


今は化学薬品を使用した染め物が増え、
灰汁醗酵建て藍染は全体の数%程度だそうです
そんな中で 
壺草苑さんは

「時間も根気も必要ですが心に澄み渡るような美しい色に出会うために天然藍染を続けています」。…と説明して頂きました

トートバック(tote bag)

トート⁼【運ぶ・背負う】を意味する〈アメリカの俗語〉です
※現在ではデザイン~素材・バリエーションも多いいですが…
 元は、丈夫な布地で作られた大きな角型の手提げ袋を呼んでました

※ざっくり言うと
持ち手を両面に2本ずつ縫い付けた、マチ付き・大きく口が大きく開いたバックです


ジャパン・ブルー

東京2020のロゴマークの色で注目を集めた ジャパン・ブルー

※日本政府の招待で明治の初めに来日し
 藍を染料とした濃い青色の衣服を全国あちこちで目にした
 英国の化学者(ロバート・W・アトキンソン)
 ジャパン・ブルーと名付けています

コットン生地

良く聞かれる【コットン】【綿】 結論同じ意味です

特徴
◎【通気性・吸収性】に優れた素材です

◎染色しやす…藍染には最適生地です

◎欠点としてしわになりやすいこと!但し
【耐熱性が高く】高温でアイロンしても溶けにくいもメリットがあります

片玉縁ポケット

そのままの名称です
かたたまぶちポケットと読みます
良く目にするのは【スラックス・パンツ】等の後ろに使われている
ポケットです

接着芯地

作品の仕上がりを左右する重要なアイテムの一つです
今回は厚手ハードタイプを使用しました
※芯地の一種で合成樹脂系接着剤を接着して加熱・プレスしてつくられた
芯地のことです

※芯地は洋服やバッグ等、シルエットをしっかり出したい時に使います
また、生地が伸び・ほつれ防止のためにも使います

ホック釦リング

良く活用されている製品では、多分皆さんも見ている方も少なく
ないと、思うんですが ベビー服 です

ベビー服以外でも、今回の製作に活用したようにいろんな活用方法
が出来ます

子供服・パジャマ等・オンリーワンの服製作での
ボタンホールが必要な時 わざわざ【穴あけ・ボタン付け】無しで


◎ワンタッチで付けられるリングボタンはおすすめです
実際使用したボタン(^^;)だいぶ前の在庫品を使用パッケージが無

商品はこんな感じです


ホック釦リング 10mm クロバー 手芸 裁縫 洋裁 ソーイング用品 ホック釦 ボタン 趣味 手作り 洋服 小物 ハンドメイド ホビー

ワンタッチと言っても!
工具を使ってつけています。(購入は20~30年前)
当時【コマ】が3種類位セットで販売されてたんですが

【プライヤー】と言って
本体上下にボタンをはめて はさんで 付けることが出来る工具です

現在はどうなんでしょう
サクッと調べると!別売りとなってますね

※注意 本体とコマが必要です。


イチネンアクセス:プライヤー本体 51444 あらゆるサイズ、種類の玉に対応しています。



ただし【プライヤー】と【コマ】を持っていることで
ストレスなく スムーズに 作品製作を進められます

コ粒
コ粒

今後も参考になるマメ知識の紹介予定しています
服飾・洋裁【勉強始めた方・ご興味ある方・洋裁初心者さん】
のお役に立てれば嬉しいです


最後まで、お付き合い下さってどうもありがとうございました~

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