【専門解説】私にも縫えたぁ~初心者が既製服縫製から学ぶ服作りの魅力

服飾・ソーイング

こんにちは コ粒です
ブログに寄ってくださり
どうもありがとうございます

【服飾】・【縫製】の豆知識を書いてます
 •服を縫ってみたい

 •既製服みたいに縫ってみたい

 •自分のペースで何か作りたい

 •わくわくして手を付けても途中でぐちゃぐちゃ…挫折

 •家庭科実習提出物はいつもポンコツ=【コ粒です】

 •洋裁は好きだけど綺麗に仕上げる事が出来ない

 •ソーイング⁼チャレンジしてみたい

 •子供に作ってあげたい

こんな願望を持っている場合は、記事をご覧ください。

これから洋裁に取り組む初心者さんに向けて、自身のこれまでの経験を発信中です

記事を読んで実践してもらえると、ブログからソーイング実践手順のヒントとして身に付きます!

コ粒の経験・実践してきた目線で書いてます


学生時代の家庭科実習は…
(ポンコツ作品生産する度)毎度思ってました

売ってる洋服みたいに作ってみたいなぁ~」から

飛び込んだプレタポルテ縫製工場


縫製師【プレタポルテ縫製・アパレル展示会サンプル縫製の経験】~

その頃の私に言ってあげられること
ポンコツ生産してた当時の私に向けて…

効率良くキレイな作品に近づけるために必要だった事とは

✔「私にも縫えるじゃん」の成功体験

✔綺麗に仕上げるためには、ミシンの(押さえ)・部品の使いこなし方を取得する事

✔基礎は大事…そこからは応用とアレンジ(積み重ね)
※ソーイングはこれが正解はありません、今は沢山動画からもも発見が得られる時代となりましたよね

✔失敗は…失敗ではありません
※向き合うことで(次の発見)技術向上につながります
積み重ねる事によって、ポイントが見極められるようになり
効率良くキレイに手直しやリフォームが出来るようになってきます

✔服の縫う手順をイメージで描く(効率良く素早く縫える可能性が広がります)


わくわくした気持ちで発見のある・洋裁を楽しむ

前頭でこんな事思ったり・経験されていましたら

実戦が一番

服って!

◎一枚の平らな生地を
タテ・ヨコ・カーブさせ裁断
✔ダーツ
✔タック
✔ギャザー
✔生地を引っ張る・いせる
等の手を加えて洋服のデザインが成り立っています

既製服の縫製さくっと解説


既製服縫製について解説します

アパレルメーカーでは、既製品として発表する前に
デザイナー・パタンナー・資材・(サンプル・サンプル工場)・縫製工場の流れで
商品が完成していきます

メーカーで企画された服は
縫製仕様書を基にファーストサンプルを作ります

サンプル工場

サンプル職人が1着まる縫いを担当し、高い技術で
【縫製仕様書】に沿って仕上げて完成させます



※サンプル職人は
 アパレルメーカーがシーズン事に開催する展示会用サンプルの縫製をほぼ一人で担当する為、丸縫い出来ることを条件として縫製に携わっています

量産工場


量産縫製に入る前…【工程分析】と工場用パターンの調整をします

素早く・綺麗に仕上げる為に
裁断~仕上げまで徹底した分析をして製造ラインに落とし込みます

【先上げサンプル】の丸縫いから
✔工場使用のパターン微調整

【工程分析】
✔最も効率良く生産性を上げる縫製工程分析を組む

【組み立て】 
✔各パーツ縫いを振り分けて縫って仕上げます
〔一枚の洋服を(5~6人)のグループで仕上げます〕

※工場の縫製では(ミシン・アイロン)の他にいろいろな
アタッチメント・工具を使いこなして綺麗に仕上げています




コ粒
コ粒

当時初めて洋服のポケットをコバ押さえを使って仕上げた時
ふにゃふにゃすることなく

スパッと縫い付ける事が出来た時は\(^o^)/感動しました

感動と気付きは…今後のステップアップの【チケット】です

★力不足なら…いろんな道具を使えばいいんです
★その道具を…使いこなせるよう積み重ねる事


洋裁が好き…でも不器用は
仕事で経験を積むことで知識と技術を得ることが出来ました
楽しさの幅も広がりました

スムーズな服作りに必要な事

スムーズな服作りをするためのポイント


前工程と縫製手順を知る事

✔ 最初に縫ってみる服は【模型サイズ・ミニサイズ
子供サイズが理解しやすいです


✔ 前工程作業が必須
これを【しっかりとする・しない】とでは作業の効率が
ガラッと変わつてきます


縫っていく順番を理解(イメージ)して
出来るだけ前工程作業に手を入れる事

※ポンコツ時代の私は
教科書テキストやソーイング本を見ながら進めても
イメージも前工程の必要性も理解出来てない状態の実習時間でした
裁断ミス・ミシン縫いがぐちゃぐちゃ・縫い目を解く時に傷にしたり【ワクワクした気持ちから⤵苦痛なソーイング実習】でした

【初心者さん向け】縫製方法イメージ偏

【イメージ】

直線ミシン・ロックミシン・アイロンを使って仕上る手順です
【裁断済み】
※組み立てるパーツがそろった所からです

※自宅で洗濯する事を前提に(強度を考慮)
 縫い代は全片倒し・縫い代押さえステッチ始末

※ボタンホール作業をはぶいて ホック釦使用

パジャマ(上)トップスの場合


【えり無し・見返し始末・釦はホック釦リング使用】

前工程アイロン・ロック始末作業

☆アイロンで(粗裁ち)した前身頃見返し・後衿ぐり見返しに接着芯を貼る
(※芯貼り後 パターンを置いて裁断します)


☆ロックミシンでロック始末=前後見返しの肩と端・ポケット周り

 ✔アイロンで(前後)身頃すそ出来上がりで3つ折り
 ✔アイロンで(左右)袖口を出来上がりで3つ折り 
 ✔アイロンでポケット口3つ折り・まわりを出来上がりで折る
 

縫製工程(組立イメージ)
縫う順序

①ポケットを付け
・アイロン済のポケット口に【1.5㎝ステッチ】
・左身頃に【コバステッチ】でたたき付け


②身頃・見返し【それぞれ肩接ぎ】

・見返し【割りアイロン】
・表前身頃を上にしてロック始末(アイロンで後ろ倒し)
・後ろ倒しの肩に縫い代押さえステッチ【コバステッチ】を入れる

③前端・前後衿ぐり接ぎ【中表で縫い合わせ】
・身頃と見返しの中縫い
 ✂衿ぐりカーブヶ所に切り込みを入れます(突っ張らないように)

・表に返し【見返し側が吹き出ないように】アイロンで整える
・前端・前後衿ぐりを縫い代押さえステッチ【コバステッチ】


④身頃袖ぐりと袖接ぎ
・身頃側を下に袖を上にし(中表)で袖を袖ぐりと縫い合わせます
・袖を上にしてロック始末(アイロンで身頃片倒し)
・身頃側袖ぐりに縫い代押さえステッチ【コバステッチ】を入れる


⑤前後脇・袖下接ぎまで(中表)でいっきに縫い合わせ
・前身頃を上にしてロック始末(アイロンで後ろ身頃片倒し)

⑥袖口と裾の始末
・アイロンの線をたどりそれぞれステッチを入れる
※前端裾付近厚みでゴロゴロするのでカットしてスッキリさせる

⑦ホック釦リングを取り付けて完成

上衣の型となります


パジャマ(下)パンツの場合

【ウエスト・ゴム】

前工程作業(アイロン作業)
★ウエストゴム入る部分と裾の出来上がり線をアイロンで3つ折りに折っておく
※ウエストゴムは必要な長さでカットしておく

縫製工程(組立イメージ)

縫う順序


①前後の脇と股下接ぎ
ここ忘れずに
※左側パンツの脇を縫う時ゴム入り口になる部分は外して中縫いし
入り口付近はステッチで押さえ、始末しておく

・各左右前後パンツを(中表)にして脇と股下を縫い合わせます
・(筒状の左右のパンツ)は前パンツを上にしてロック始末
 (アイロン後ろパンツ側片倒し)
・縫い代押さえステッチ【コバステッチ】を入れる


②前後股ぐり接ぎ
・筒状になった右側パンツを表にし、もう一方のパンツの中に入れ(中表)の状態で股ぐりを縫い合わせます
・そのまま同じくロック始末をし、(アイロンで左側片倒し)
・縫い代押さえステッチ【コバステッチ】を入れる

☑パンツの股ぐり倒し方向は
レディース・メンズ等々ありますが…今回はパジャマパンツなのでいろいろ考えずに進めてオッケー

ここでは
【股ぐり左パンツ側】に倒します

③ウエストの出来上がり線に沿って3つ折り【ステッチ始末】
 サイズにカットしたゴムを入れて! 完成

アイロン処理をしてパンツの型となります

まとめ

◎学校授業の記憶から、失敗ばかりで、不器用だから
◎洋裁はじめたけど、スムーズに出来ない…と
あきらめてるなら…
◎洋服作り・ミシンで縫ってみたい・作ってあげたい…
 わくわくした気持ちがあるのなら


~超もったいないです~

洋服を素早くキレイに縫えるようになるには
【基礎知識】は必要ですが

実戦する事で自身にその時に必要な課題を得る
向き合うことで知恵・コツを取得する可能性が広がります
 ✔ミシン・アイロン・工具等と友達になる事
(手に触れる積み重ねの経験と発見)を惜しまないことが大切です

\(^o^)/私にも縫えたぁ~
わくわくした服作りに近づくためのヒント


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イメージトレーニング編【パジャマ】縫製の紹介でした

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余談ですが
洋服作りに興味ある方必見
作りたい★作ってみたい服の気持ちが膨らんでしまう
Netflixオリジナルシリーズ作品で、リアリティショー番組
【ネクスト イン ファッション】

世界からあつまったデザイナーさんたちが二人一組になり(2日間)でデザイン→縫製→フィッティング→ランウェイと課題に挑戦していく内容です

番組を見終わってから知ることになったんですが
以前
ブログで60年代のファションについて紹介の余談では

サクッと!解説【既製服の基礎】となった60年代のファッションスタイル
こんにちは コ粒ですブログに寄ってくださりどうもありがとうございます 【服飾】・【縫製】の豆知識を書いてます 前回はコレクションブランドについて紹介しました 1960年頃を境にアパレルファッションはプレタポルテへ既製服産業が動き出し ファッ...




韓国ドラマ【サイコだけど大丈夫】の主人公着用の衣装は
ネクスト イン ファッションに参戦していたデザイナーさんが手掛けている洋服だと知り…また再視聴で楽しみが出来ました

ドラマも奥深い内容に加えて 衣装も探りしたくなるような作品です…もし興味がある方には衣装も兼ねて楽しめる番組ですよ

コ粒
コ粒

今回は私が経験してきた縫製方を初心者さん向けにソーイングのコツとして紹介しました今後も参考になるマメ知識・ソーイング術の紹介予定しています
服飾・洋裁【勉強始めた方・ご興味ある方・洋裁初心者さん】
のお役に立てれば嬉しいです

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